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掲示板で誹謗中傷されたら慰謝料は取れる?書き込み削除と犯人特定の方法

2019年3月11日 公開 更新

監修:第二東京弁護士会所属(第54484号)
中崎 徹人

インターネット上に存在するさまざまな掲示板は、上手に利用すれば情報収集などに便利なものです。
しかし、匿名性が高いがゆえに誹謗中傷が多いことも事実です。
特に個人情報をさらされて悪評を書かれた場合には、社会的信用を失ったり、実生活に悪影響を及ぼしたりも考えられます。
今回はそんな場合に備えて、掲示板で誹謗中傷されたら慰謝料は取れる?書き込み削除と犯人特定の方法を紹介していきましょう。

掲示板における誹謗中傷の特徴とは?

インターネット上の掲示板の誹謗中傷には、いくつかの特徴が存在します。
まず、多くの掲示板というのは、匿名でやりとりされているものが圧倒的に多いものです。
そして、さまざまな意見がそのまま公開されているのです。
さらに、匿名性が強いという特徴のために、無責任な悪口などの発言をする人も少なくありません。
このように掲示板は自由な意見の交換ができる一方で、感情的な誹謗中傷被害が起きやすい環境にもなっているのです。

代表的な掲示板と誹謗中傷の特徴について

掲示板というものは、規模の大きいものから小さいものまで、多種多様な種類が存在しています。
ここでは代表的な掲示板をいくつか取り上げ、それぞれの掲示板の誹謗中傷の特徴などを紹介していきます。
一言で掲示板といっても、その種類によって誹謗中傷の内容なども変わってきますので、各掲示板の特徴をしっかりと理解するようにしましょう。

2ちゃんねる

2ちゃんねるは日本で最も有名な掲示板といっても過言ではないほどの、巨大な規模と影響力を持つ存在です。
その特徴は匿名の掲示板であり、誰でも気軽に自由な意見を書き込むことができるという点にあります。
建設的なやり取りもありますが、一方的な誹謗中傷が多いことでも知られています。
また、誹謗中傷が発生するときは、不特定多数が一斉に個人を攻撃するような、名誉毀損にあたる事例が多いことも特徴です。
過去に訴訟に至った事例としては、あるプロゴルファーを対象に侮辱的表現が書き込まれたことが有名です。
そのときの2ちゃんねるでは、プロゴルファーの異性関係に関する事実無根の書き込みが頻繁に発生し、そのような事態にまで発展しました。

爆サイ

爆サイは地域特化のローカルな掲示板として、日本全国に存在します。
その地域に密着した掲示板という独自性を持っているのです。
この爆サイにおける誹謗中傷の特徴としては、水商売系の女性が被害を受けることが多いということが挙げられます。
爆サイには水商売系のカテゴリが設けられており、そこで女性の個人情報や顔写真などを公開されてしまったのです。
さらに悪質な部分は、地域ごとに掲示板が存在するという特質上、すぐに口コミが広がってしまうという点です。
したがって、一回そのような誹謗中傷被害を受けると、取り返しがつかないことになることも考えられます。
このような最悪なパターンも存在するので、もし利用するときには、しっかりとリスクも考えるようにしましょう。

関連記事:爆サイに書かれた誹謗中傷は削除可能?確実に消してもらうポイントとは?

したらば掲示板

したらば掲示板はブログサービス運営などでも有名な、シーサー株式会社が提供している掲示板です。
これまで紹介してきた掲示板とは少しシステムが違い、レンタル型の掲示板となっています。
もちろん、サービスを利用すれば誰でも掲示板を作ることができます。
誹謗中傷の内容としては、他の掲示板と同様に、特定の個人を対象として行われることが多いです。
さらに、この掲示板独特の特徴としては、専門性の高い内容を扱うことが多いということです。
したがって、その内容を巡って意見や価値観の対立も激しく、最悪の場合は大規模に炎上してしまうケースが存在します。

Yahoo!知恵袋

Yahoo!知恵袋も2ちゃんねると同様に、日本ではメジャーな掲示板の一つです。
運営も大手IT系サービスの一つである、Yahoo!JAPANが運営しています。
本来は匿名で疑問などを投稿し、その疑問に対して知識がある人が回答をする目的で使われる掲示板です。
しかし、中には他の掲示板と同様に、個人や企業を誹謗中傷するためだけに利用する人もいます。
したがって、自分はそのつもりがなくても、知らないうちにそのような被害に巻き込まれることも考えられるのです。
また、Yahoo!知恵袋はドメインというインターネット上での力の強いサービスです。

そのため、質問と回答のやりとりが検索結果の上位に表示されることも多くあります。
これは、Yahoo!知恵袋で誹謗中傷が起きた場合も同じことを意味しており、そのようなときは対応に苦慮することになるでしょう。

掲示板の誹謗中傷の書き込みを削除する方法

万が一、掲示板に自分自身の誹謗中傷が書き込まれた場合には、その書き込みを削除しなければなりません。
しかし、知識がなければ書き込みを削除する方法も分からないのではないでしょうか。
ここでは書き込みを削除する具体的な方法を解説していきます。

関連記事:ホスラブで誹謗中傷を受けたらどうしたらいいの?削除依頼や犯人の特定方法

連絡先を調べる

最初にやらなければいけないことは、掲示板のサービス提供会社や管理人に書き込みの削除要請をだすことです。
具体的な連絡先は、掲示板サイトの下部や、「管理人について」というページに記載されていることが多いです。
そこに記載されている連絡先から連絡を取り、誹謗中傷が書き込まれていることを伝えていきます。
また、誹謗中傷に対する具体的な対応方法については、各掲示板の利用規約のページに記載されているケースもあります。
そのような場合は、利用規約ページに記載されている内容をしっかりと読みましょう。
そして、記載されている内容を事前に理解しておくことが大切です。

運営会社に削除請求をする

掲示板の運営会社や管理人と連絡を取れるようになったら、実際に削除してもらえるように削除申請をだしていきます。
要請を受けると運営会社側は、名誉毀損にあたる内容かどうかを確認したうえで対応します。
このときに運営会社が名誉毀損にあたると判断したときは、該当箇所を削除してくれるでしょう。
また、大切なことは、名誉毀損に当たると考えられる書き込みなどの証拠を忘れずに保存しておくことです。
なぜなら、証拠がないと運営会社側も判断できないですし、最悪の場合は対応してもらえないケースもありえるからです。
そのため、名誉毀損にあたる証拠を保存しておくことも、重要な作業となっています。

裁判所に仮処分を申し立てる

掲示板の運営会社や管理人に問い合わせ、名誉毀損と認められる場合でも対応してくれないケースもあります。
そのようなときは、訴訟を起こして削除してもらうことが可能です。
ただし、訴訟を起こすのには費用が発生します。
その費用はそれぞれのケースによっても変わってくるものです。
したがって、訴訟を起こして削除してもらうことを考えるのなら、費用がどのくらい必要かも調べておく必要があるでしょう。
事前の準備が大切なのです。

掲示板の誹謗中傷の書き込み削除を依頼する際の注意点!

掲示板で発生する誹謗中傷の書き込み削除を依頼するときには、いくつかの注意点も存在します。
これらの注意点を理解していないと、上手く削除してもらえないことも考えられます。
したがって、内容をしっかりと理解して対応することが大切です。

誹謗中傷にあたる証拠を保存しておく

証拠がなければ誹謗中傷の内容を確認することができません。
掲示板の運営会社などがすぐに内容を確認できるように、誹謗中傷された部分を証拠として残しておきましょう。
これは法的な責任を問うためにも重要な作業です。
具体的には、その部分を写真で撮影したり、画面をプリントアウトしたりすれば大丈夫です。
大切なのは誹謗中傷内容が確認できることになります。
したがって、その内容がはっきりと証拠として確認できるなら、どんな方法で保存しても問題はないのです。

利用規約に基づいて削除依頼をする

各掲示板の利用規約に基づいて削除依頼をすることも大切になります。
利用規約というのはその掲示板のルールのようなものです。
したがって、それに基づかないような依頼内容だと、最悪の場合は対応してもらえないケースも考えられます。
そうならないように、まずは利用規約を確認しましょう。
そして、利用規約に基づいた方法で依頼するように心がけます。
しっかりと利用規約を理解して依頼すれば、運営会社側も対応してくれる可能性は高まるのです。

コメント・レスごと削除依頼をする

掲示板への削除依頼が複数あった場合は、一回でまとめて依頼をしたくなるものです。
しかし、そのような削除依頼の仕方はやめましょう。
なぜなら、あまりに多いと運営会社側も分かりづらくなりますし、対応してくれないケースも考えられます。
したがって、面倒でも一つずつ依頼する必要性が出てくるのです。
これは例えば、合計10件の誹謗中傷が書き込まれたとしたら、10回分の削除申請を出す必要があるということです。

法的な根拠を確認したうえで申請する

法的な根拠を確認したうえで削除依頼することも他と同様に大切です。
多くの掲示板の運営会社は、法的な根拠がないと対応してくれないからです。
したがって、法的な根拠は申請する前に確認しておく必要があります。
もし、自分だけで分からないのなら、弁護士に相談して確認するようにしましょう。
このとき、削除依頼の理由が、掲示板の運営会社側からみると、威圧的な削除依頼と判断されてしまうこともあります。
こうなると削除して貰えなくなってしまうために、法的な根拠は大切なのです。
法的な根拠に基づき、感情的にならず理性的な削除依頼をすることで、その内容に納得してもらう必要があるのです。

削除依頼の申請は連続してしないようにする

短期間で同じような削除依頼を何回も申請してしまうことも、やってはいけない対応の一つです。
なぜなら、短期間で連続して削除申請することで、運営会社側から業務妨害行為とみなされる恐れがあるからです。
申請してもなかなか削除されないときは気持ちが焦ってしまうものですが、冷静になるようにしましょう。
なお、これは同じ内容の誹謗中傷を何度も削除依頼するときの話になります。
複数の誹謗中傷の書き込みがあり、それぞれについて独立して削除依頼することは問題ありません。

怪しい誹謗中傷対策業者に依頼しない

インターネット上には誹謗中傷対策を専門とする業者の情報も出てきます。
この中には怪しい業者も混じっており、個人情報を悪用されるだけの場合もあるので注意しましょう。
一つの見分け方としては、弁護士のいる法律事務所であるか、そうでないかが判断材料になります。
専門的な知識の必要な弁護士のいる法律事務所であれば、ある程度安心もできるでしょう。
逆に、そのような弁護士のいない業者は信頼性が低いので、利用しない方が良いということになります。

掲示板で誹謗中傷してきた相手を特定する方法

インターネット上の掲示板で行われている誹謗中傷の多くは、匿名で行われています。
そのため、刑事告訴や賠償請求するためには、誰が誹謗中傷したのかを特定する必要がでてきます。
具体的な方法としては、発信者情報と呼ばれる、IPアドレスなどを開示してもらえるように請求する方法が有名です。
もし発信者情報が分かれば、誹謗中傷を行った相手のことも分かるため、その相手に対して損害賠償請求などが可能です。
ただし、IPアドレスなどの情報は、3カ月~6カ月で自動的にプロバイダー記録から削除されるといわれています。
したがって、開示を求めるなら、誹謗中傷を受けてすぐに行動することが大切になってくるのです。

また、請求に応じない場合は、最後の手段として訴訟を起こして開示をしてもらう方法もあります。
少し手間は掛かりますが、どうしても情報開示してもらいたい場合は、訴訟を検討してみても良いでしょう。

関連記事:ネット上での誹謗中傷被害で犯人を特定する方法徹底解説2

掲示板で誹謗中傷をしてきた人に慰謝料を請求する方法とは?

掲示板で誹謗中傷を受けて、法的な権利侵害が認められた場合、慰謝料や損害賠償の請求ができます。
具体的には、発信者情報を開示してもらうなどの方法で誹謗中傷を行った人物を特定し、直接交渉するか、慰謝料を請求することが一般的です。
このとき、もし慰謝料を請求する場合は、その対応も弁護士に依頼することが必要になります。
さらに慰謝料の交渉が上手くいかなければ、損害賠償請求訴訟を起こす必要も出てきます。
ここまでくればあと一息なので、上手に弁護士などを利用して、慰謝料を払ってもらうようにしましょう。

関連記事:ネットの誹謗中傷は弁護士に相談を!警察や業者との違いや依頼費用の相場は?

証拠をしっかりと保存し掲示板での誹謗中傷に対応しよう!

インターネット上の掲示板を利用して誹謗中傷を受けることは特別なことでありません。
掲示板を使っているすべての利用者に、その可能性があるといえます。
そのときに大事なことは、必要な証拠を集めて、法的な理由を述べていくことです。
なぜなら、そのような手順を踏めば、書き込みの削除申請や慰謝料請求が可能になるからです。
実際に誹謗中傷の書き込みをされてから対策を勉強したのでは、遅いこともあります。
日頃から情報を集め、必要に応じて弁護士に相談する方法もあることも理解しておくと良いでしょう。
例え誹謗中傷を書き込まれてもパニックにならず、必要な行動を冷静に取ることが求められているのです。

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