Yahoo!知恵袋で投稿した内容を削除したいときはどうすればよいのでしょうか。投稿内容に問題があると判断した場合は、インターネットのトラブルを防ぐために早急の対応をおすすめします。ここでは自分で削除する方法、専門家に任せる方法などを説明していきます。
問題がある投稿は削除を検討
Yahoo!知恵袋でインターネットのトラブルに遭遇する可能性は少なくありません。投稿削除をするのはそれほど難しくありませんが、解決済みの質問は少し面倒になります。回答者がいる場合は特に注意が必要ですから、本当に削除する必要があるか再度検討してみる必要があります。
Yahoo!知恵袋の投稿削除を
大勢の利用者がいるYahoo!知恵袋は、インターネットのトラブルに巻き込まれやすい現実があります。気軽に質問・回答できる便利な電子掲示板で、その利用者は1,500万人を超えています。利用者に比例してトラブルのリスクは高くなる現実があり、釣り質問も少なくありません。これは誹謗中傷やイタズラを目的で行われるもので、個人だけでなく法人がターゲットになるケースもあります。知恵袋の投稿内容は2chなどの匿名掲示板に転載されるケースもあるなど、トラブルを広げる一因になっています。
知恵袋の投稿内容に関しては、削除申請をすれば対応してくれることが多いです。昔は放置されることが多々ありましたが、時代の変化に伴って厳格化されてきた傾向があります。知恵袋の質問は比較的容易に削除ができますが、質問の状況によって異なってきます。解決済み・未解決・利用規約違反などの条件によって異なるので、条件に合った削除方法を選択してください。削除するべき内容である場合、インターネットのトラブルを防ぐためにも早急の対策をおすすめします。タイミングが遅れることで情報が拡散されるケースは多々あります。
具体的な削除方法を紹介
Yahoo!知恵袋では自分が投稿した解決済みの質問は原則削除できませんが、Yahoo!プレミアム会員またはYahoo!知恵袋アプリから投稿した内容の場合は可能です。該当する投稿の右下にある質問を削除するという項目をクリックし、削除理由を記載して削除するだけです。理由は5~200文字以内で入力する必要があります。これは第三者に公開される心配はなく、運営元がサービス向上のために確認するものです。すでに回答がついているケースもありますので、削除するときは慎重になってください。マナーやモラルに問題がない質問ならば、削除しないという手もあります。せっかく投稿してくれた人の気持ちをよく考えて、削除が必要かどうか判断してください。
未解決・回答受付中の質問の削除方法も原則として同じですが、回答者がついている場合は知恵コイン300枚を必要とします。回答者がついていない場合は知恵コイン10枚で削除可能です。
利用規約に違反する書き込みの削除に関しては、質問の右下にある違反報告をクリックし、違反項目の入力、違反者のURL、カテゴリの入力をして違反連絡をします。
タブレット版で削除する場合は、回答受付終了まで○日と記載される右側のボタンから削除の手続きをします。
安全に利用するための心構え
Yahoo!知恵袋は利用者が多いため、インターネットのトラブルの発生率が高めです。削除される事例に関しては複数のパターンがあるので覚えておきましょう。健全にサービスの利用をするためには、注意点を把握しておくことがポイントになります。
いくつかの削除パターンがある
Yahoo!知恵袋にはさまざまな機能が用意されており、自分で取り消しした質問を2週間以内であれば見られるのです。該当する投稿をした知恵袋のアカウントでログインし、My知恵袋の質問一覧をクリックします。そこに取り消し・削除の項目がありますので、そこをクリックしてください。この場合の投稿内容を閲覧できるのは自分だけであり、取り消し後は他社が見られない仕組みになっています。
ほかにも知恵袋には巻き添え削除があり、これは自分が利用規約に基づいた回答をしているにもかかわらず、書き込み自体が規約違反に該当するため投稿ごと削除されることです。
道連れ削除は自分が利用規約を厳守して質問しているのに、規約違反をする回答者が投稿することで投稿ごと削除されるものです。
知恵袋の質問・回答内容は、削除される確率が非常に高い現実があります。特にアダルトな内容に関しては即刻削除される可能性があります。
知恵袋の質問・回答内容には有意義な情報が含まれているケースもあり、削除されるとこれらを閲覧できなくなります。お気に入りの内容に関しては、メモ帳にコピーするなどして保存しておくのがおすすめです。
利用上における注意点を紹介
Yahoo!知恵袋を利用される方は、My知恵袋の削除はできない点を注意しておいてください。ここには利用者のプロフィールが投稿されていますが、投稿はできない仕組みなので誹謗中傷が発生することはありません。誹謗中傷のリスクがあるのは質問・回答内容に対してです。そのためMy知恵袋が残っていても、それが原因でトラブルに発展するケースは少ないでしょう。
質問内容は一般会員は1,000文字まで、プレミアム会員は2,000文字までとなります。要点をまとめて記載するようにすれば、文字数制限をオーバーを避けられるはずです。回答の文字数制限は一般会員が10~2,000文字まで、プレミアム会員は4,000文字までとなります。
Yahoo!知恵袋を健全に利用するには、違反投稿をしないことが大切です。FacebookやTwitterなどのSNSに拡散されると、被害回復が困難になります。もし違反投稿をした場合は速やかに削除する必要があります。ただしベストアンサーを決定したあとの解決済み質問に関しては、削除できる件数が月1件と決まっているので注意してください。またID自体を削除した場合も、質問・回答の削除ができなくなります。
安全に利用するためのノウハウ
Yahoo!知恵袋を安全に利用するためには、悪意ある書き込みを自分からしないことが大切です。また相手から書き込みされた場合は早急に削除依頼をする必要があります。運営元が応じてくれない場合は、送信防止措置依頼書を提出することも検討します。
送信防止措置依頼書を提出する
健全にYahoo!知恵袋を利用していても、悪意ある投稿者によってインターネットのトラブルが引き起こされるケースはあります。それが企業や個人の信用に関わる問題ですと、思わぬ不利益を被ることになりかねません。悪意ある情報は違反報告から削除依頼を出すことができますが、必ずしも認められるわけではないです。最終判断は運営側が下しているので、問題なしと判断されれば情報はそのまま残ります。ただ書き込みの内容は第三者から見て大きな問題ではなくても、該当者にとって社会的・経済的に大きな問題になるケースがあるのです。
こうした場合は送信防止措置依頼書を提出する方法を検討してください。用意するものは必要書類と侵害情報の通知書兼送信防止依頼書です。運営元と交信したメールがあればコピーしておくとよいでしょう。また侵害されている該当箇所の画面もコピーしておいてください。証拠があればいざという場面で強いので、可能なかぎり残しておく必要があります。準備ができたらヤフー株式会社コーポレートインテリジェンス本部の政策企画部に情報を送付します。金銭的な被害や社会的信用に関わるような事案の場合は、早急に対策するのが好ましいです。
Yahoo!知恵袋削除隊の役割
Yahoo!知恵袋には知恵袋削除隊と呼ばれるチームが存在します。安全なインターネットの利用を促すために、定期的に掲示板の巡回をしているのです。詳細な削除基準は設けられていませんが、問題があると判断される投稿は削除されています。
Yahoo!知恵袋などの匿名電子掲示板では、素性がバレないこともあって攻撃的になる人が少なくありません。自分の悪い部分のキャラが前面に出てきてしまい、ついつい誹謗中傷をしてしまう人はいるでしょう。こうした投稿内容は後日冷静に確認したとき、明らかに問題があると自覚できることがあります。質問・回答をするときは一度冷静になってみて、投稿内容に問題がないか確認してください。まずは自分から危険な種をまかないことが何より大切なのです。
もし相手から悪意ある回答をされた場合は、即刻にYahoo!知恵袋に対して削除依頼をしてください。早急に行動することが事態を深刻化させないために重要となります。放置しておく時間が長くなるほど、他のSNSや匿名掲示板などに転載・拡散される可能性が高くなるからです。インターネット上のトラブルは情報が完全に拡散されると、被害の修復が困難になるので注意しましょう。
専門家に任せたいケース
Yahoo!知恵袋の投稿内容の削除において、自分で対処できる範囲を超えている場合は弁護士に依頼するのが得策です。インターネットのトラブルは早期改善により、トラブルの泥沼化を防ぐことができます。弁護士に支払うべき費用、そして費用対効果を考慮した上で依頼するべきか決定するのが得策です。
困ったときは弁護士に相談を
Yahoo!知恵袋には削除と取り消しという概念があります。取り消しは投稿内容が削除されるもので、特にデメリットはありません。これに対して削除は知恵コインが減る、マイ知恵袋の削除率が下がるなどのデメリットがあります。頻繁に削除されていると信用力の失墜につながり、知恵袋に質問・回答できなくなる可能性があります。マナーとルールを厳守して健全に利用するのが好ましいわけです。
悪意ある投稿を削除したい場合は、Yahoo!知恵袋に削除依頼をする方法が得策です。対応してくれない場合は、送信防止措置依頼書を提出してみましょう。それでも無理なら弁護士に依頼する方法もあります。企業や個人の信用力低下、風評被害などに直結する案件ならば、専門家に依頼するのが得策でしょう。情報を放置しておくと炎上したり、拡散されたりする可能性があります。
該当するページへの訪問者が少ないからと安心していたら、あるとき爆発的に増加するケースは実際にあります。今は問題がなくても将来的にどうなるかわかりません。だからこそ絶対に削除するべき投稿は、専門家に依頼してでも削除したほうがいいのです。
弁護士に任せた場合の費用は
弁護士にYahoo!知恵袋の投稿削除を依頼すれば、プロバイダ責任制限法に基づいた削除申請ができます。法律のプロが対応するので手続きがスムーズですし、削除できる可能性が高くなるでしょう。誹謗中傷を受けた場合は相手を特定し、損害賠償請求をすることもできます。明らかに相手に落ち度がある場合は、遠慮する必要性はまったくないのです。
弁護士に依頼した場合の費用は、Yahoo!知恵袋の投稿削除だと10万円以上、犯人特定の場合も同額程度となります。損害賠償請求も考えている場合は着手金として20万円、さらに経済的利益の10%が報酬の相場となります。支払うべき費用を考慮した上で、依頼するかどうか決めていく必要があるのです。
匿名の書き込み同士でのトラブルならば、悪意ある内容であっても放置しておいてあまり問題はありません。ただ実名や会社名を出しての投稿ならば、早急に削除しないと問題になる可能性大です。企業の信用力低下につながれば、商品が売れなくなることも考えられます。インターネットのトラブルによって廃業に追い込まれたという企業は実際にあります。早急に削除したい案件ならば、費用対効果を考えても専門家に依頼する必要があるでしょう。
まとめ
Yahoo!知恵袋は便利な電子掲示板ですが、トラブルの発生率が高いという特徴があります。質問・回答内容に問題があって企業・個人の信用力低下に直結する事例は実際にあります。こうした問題を解消するためには、正しい削除依頼の方法を把握しておく必要があるのです。